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コラム

企画を身に着けて、実現力の高い技術者になろう その4 キャリアアップの極意。情報流通を考えてみよう

こんにちは。AltX様でコラムを連載している吉政創成の吉政でございます。

前回まで、企画書の骨子となるロジックフローや実際の企画書をご紹介しました。今回はその企画書による副次的な効果を説明します。

企画書の書き方の講義は累計で100回は講演していると思います。先日は、500名以上の方が申し込まれ、技術者の企画書に対する興味が出てきている感じがあり、とてもうれしい限りです。今、技術者の方が企画書に興味を持っている理由は、自分の技術力を何かの形にしようと思った際に、必ず稟議による会社承認が必要となるからです。この稟議が企画書そのものなので、企画に強くなれれば、稟議に強くなり、会社の中で自分のやりたいことを実現しやすくなるからです。

ちなみに私の講演を聞かれた方の中で実践する人もいるのですが、企画が続かない人もいます。そもそも企画の世界には「千三つ」という言葉もあり、なかなか採用されないのです。実際は千本企画して3つしか採用されないということはなく、もっと高い確率で採用されるのですが、10本出して3本採用されればかなりの企画者だと思います。ましてや始めたばかりの人が3割も採用されるわけないです。

そこで、今回は企画が採用されなくてもいいことがあるということをご紹介します。

不採用の企画が将来花開くことも

私も経験したことですが、不採用になった企画が転職先の新職場で採用されたこともあります。いい企画であれば、タイミングが変わると採用されるなんてことも結構あります。ほかには、不採用企画を、毎年少しずつ修正して、育てたところ採用されたなんてこともあります。企画力を強化したい方は、自分が作った企画書をパソコンに保管して企画書ライブラリーを作ることをお勧めします。不採用になったあとに、突然アイディアが出て、企画が進むこともあります。私?私は25歳からの25年間の不採用企画書はほとんどとってあります。不採用企画=成長途上企画なのです。

興味がある方はぜひやってみてください。 続けた人は、職業人生がかなり開けると思いますよ。

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